日本の大学制度

歴史と展望

大学教育関係者必読の書

著者 草原 克豪
出版年月日 2008/04/15
ISBN 978-4-335-55115-4
Cコード 1037
判型・ページ数 4-6 上製 ・ 300ページ
定価 2,750円(本体2,500円+税)
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内容紹介
目次

大学制度はいま大きく変わりつつあります。大学の抱える問題は、昨日今日になって突然に生じてきたものではありません。過去から現在に至る大きな流れをつかむことによって、現状の問題点がより明確になってきます。明治以来の大学政策と制度の歴史を手際よく概観し、文部科学省で大学教育改革に携わり、現在は私大の運営者として改革の渦中にある著者が、改革の現状を分かりやすく分析し、今後の方向性を指し示します。

序 章 大学改革の力学
    ―誰が大学制度を動かすのか
第一章 国家のための大学づくり
    ―明治政府による官学中心のエリート養成制度
第二章 大学制度の拡充
    ―大学令に基づく公私立大学を含めた大学制度
第三章 占領下の民主化改革
    ―高等教育機関の大学への一元化
第四章 欠陥制度の定着化
    ―新制大学制度の問題点と部分的手直し
第五章 象牙の塔の崩壊
    ―大学の大衆化で噴出した新制大学制度の矛盾
第六章 改革への始動
    ―規制緩和に基づく大学改革の推進
第七章 行政改革の論理
    ―国立大学の法人化
第八章 「国家」の大学と「国民」の大学
    ―私立大学の役割と制度上の位置づけ
第九章 市場化時代の大学行政
    ―大学に対する国の役割と責任
第十章 大学教育の中身
    ―教養教育と専門教育
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