ネイティヴの人類学と民俗学

知の世界システムと日本

知の世界における欧米の覇権への挑戦

著者 桑山 敬己
出版年月日 2008/12/15
ISBN 978-4-335-56115-3
Cコード 3039
判型・ページ数 A5 上製 ・ 344ページ
定価 4,620円(本体4,200円+税)
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内容紹介
目次
日本文化人類学会は2000人を超える研究者を擁し、文化人類学の分野では世界屈指の規模を誇っています。にもかかわらずその活動は欧米ではほとんど知られていないのが現状です。本書は、こうした知の世界での状況をグローバルな視点から分析し、人類学的知識の生産・流通・消費にまつわる政治学を明らかにしようとするものです。どこをフィールドにしようと、何を専門にしようと知の世界システムの周辺に位置づけられている日本の人類学者・民俗学者がともすれば直視しない現実的問題に正面から斬り込む問題の書。
第I部 知の世界システム
第1章 総論―ネイティヴの人類学の射程
第2章 ネイティヴの人類学者―内外の日本研究を中心に
第3章 人類学の世界システム―世界の人類学的共同体における日本とアジア

第II部 文化人類学と民俗学
第4章 柳田国男の「世界民俗学」再考
第5章 日本民俗学の脱国民(脱土着)化にむけて
第6章 人類学的フィールドワーク再考―日本民俗学を鏡として

第III部 日本の表象
第7章 民族誌の逆さ読み―アメリカ人論としての『菊と刀』
第8章 アメリカの教科書の中の日本―写真とテキスト
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