神道と社会事業の近代史

神道と福祉の関わりを明らかにする初の体系書

著者 藤本 頼生
出版年月日 2009/12/15
ISBN 978-4-335-16060-8
Cコード 3014
判型・ページ数 A5 上製 ・ 632ページ
定価 8,250円(本体7,500円+税)
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内容紹介
目次

これまで神道は、「福祉活動との関連が少ない」とされてきました。本書は、近代以降の神社、神職の社会事業や社会福祉事業、あるいは戦前期の内務官僚の社会政策に焦点をあて、近代から現代に至る「神道」と「福祉」「教化活動」との関連性を明らかにします。従来の研究の大きな空白を埋め、神道などの宗教関係者だけでなく、社会福祉学の研究にも重要な礎石となる意欲作です。

■神道宗教学会賞受賞

■神社新報(2010年4月19日付)に書評が掲載されました。

■『宗教研究』(第84巻第3輯)(日本宗教学会刊)に書評が掲載されました。

■『社会福祉学』(第51巻第2号)(日本社会福祉学会刊)に書評が掲載されました。

第一部 内務省の社会政策と神社の関わりをめぐって
 第一章 内務官僚水野錬太郎の神社観と神祇行政官僚の系譜
 第二章 内務官僚井上友一の神社観(その一)
 第三章 内務官僚井上友一の神社観(その二)
 第四章 近代における都市行政官僚と神社
 第五章 内務官僚吉田茂の神社観
第二部 民間社会事業と神社・神道との関わりをめぐって
 第一章 近代教誨制度の沿革と神道
 第二章 近代の民間社会事業と宗教
 第三章 大正期の民間社会事業と神道
 第四章 国立ハンセン病療養施設における神社の創建と廃絶・再興
第三部 神社神道と社会事業、教化活動との関わりをめぐって
 第一章 近現代の神社神道と社会事業、教化活動との連関性を考えるために
 第二章 近現代における神社神道の社会福祉事業概観
 第三章 神社神道の福祉事業史
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