社会インフラとしての新しい信託

新たな信託活用の可能性を拓く!

著者 第一東京弁護士会司法研究委員会
出版年月日 2010/03/15
ISBN 978-4-335-35473-1
Cコード 3032
判型・ページ数 A5 並製 ・ 224ページ
定価 2,640円(本体2,400円+税)
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内容紹介
目次

 新しい信託法は、現実の社会において信託を応用することが可能な範囲を格段に高めました。しかし、応用の歩みは始まったばかりです。
 本書は信託法を社会で役立てる、とくに社会インフラ整備の観点から利用することにつき多面的角度から検討しています。そしてその実務的対応方法を分析し、信託制度がいかに有用であるかを検証し、さらなる立法的提言も行っています。信託という特徴を生かした活用の可能性を提言し、実現への有力な手がかりとなる1冊です。

第1章 オープンソース・ソフトウェアと信託
 I  オープンソース・ソフトウェアとは?
 II  信託の活用の可能性と課題
 III 信託の構成
    〔大山知康・奥原玲子・河井聡・守谷俊宏〕

第2章 電子マネーと信託
 I  電子マネー
 II  法規制と資金保全の必要性
 III 信託による資金保全
    〔佐藤玲子・下田顕寛〕

第3章 老人ホームにおける入居者の利益の保護と信託
 I  法人ホームの法制度とは?
 II  信託の活用の可能性と課題
    〔緒方拓郎・村上秀夫〕

第4章 福祉型信託
 I  福祉型信託に対するニーズと構成
 II  福祉型信託の課題
 III 福祉型信託の信託商品等実例
    〔住田和子・高村健一・田辺信彦〕

第5章 まちづくりと信託
 I  まちづくりの問題とは?
 II  信託の活用の構成と課題
 III 信託以外の法的スキームとその問題点
 IV 適切な具体的スキーム
 V  さらに検討を進めたい事項
    〔菅野智巳・高橋勇・寺本振透・常盤政幸・根本健三郎〕

第6章 国際私法と限定責任信託
 I  国際取引における限定責任信託の役割
 II  準拠法の決定と課題
    〔伊藤英之・上村真一郎・加藤伸樹・杉山直人・宮武雅子〕

[事項索引]
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