イエローベルトの環境史

サヘルからシルクロードへ

●四大文明はなぜ砂漠の地に興ったのか?

著者 佐藤 洋一郎
谷口 真人
出版年月日 2013/03/29
ISBN 978-4-335-75015-1
Cコード 1040
判型・ページ数 B5 上製 ・ 232ページ
定価 5,280円(本体4,800円+税)
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内容紹介
目次

 イエローベルトとは、アフリカからアラビア半島を経て中国まで続く、黄色い砂漠の帯のことです。アフリカで生まれた現生人類は、このベルト沿いに大陸を移動し、やがて各地で古代文明を誕生させました。
 乾燥地という環境は文明の興亡にいかなる影響を与えたのか、また人間の生業は環境にどんな変化をもたらしたのか――環境決定論という一方向的な学説に異議を唱え、自然と人間の相互作用という視点から歴史の謎と未来の環境課題に迫る、知的刺激に満ちた論集。

総説 イエローベルトにおける人と自然の相互作用(佐藤洋一郎)
第1編 イエローベルトの文明の盛衰
 1章 メソポタミアの環境史(渡辺千香子)
 2章 楼蘭はなぜ滅んだのか(伊藤敏雄)
 3章 砂漠にさまよう舟(細谷葵)
 4章 秦漢帝国と黄土地帯(村松弘一)
第2編 イエローベルトのなりわい
 5章 モンゴルにおける遊牧(小長谷有紀)
 6章 環境変化となりわい動態(石山俊)
 7章 アラビア半島におけるヒマー保全システムの歴史
    (ルトファッラー・ガリー/縄田浩志訳)
第3編 イエローベルトの適応戦略
 8章 初期農耕誕生へのプロセス(有村誠)
 9章 適応としての移動(窪田順平)
 10章 イエローベルトとブルーベルトが出会うところ(縄田浩志)
第4編 イエローベルトの文明環境史
 11章 動く人々・動く境界(中尾正義)
 12章 インダス文明の文明環境史(長田俊樹)
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