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伊藤塾シリーズ

財産権の理論

法哲学叢書 6

内容説明

市場的財産権とは何かを根底から問う

自己の身体への「自己所有権」の観念を手がかりに、著作者の権利、土地所有権、法人の財産権、税制など財産制度への具体的適用をはかりつつ、財産権についての総合的な理論の構築を試みています。市場的財産権とは国家に先行する基本的人権であると主張する自然権論的リバタリアニズム宣言です。

目次

第一章 「財産(権)」、「所有(権)」、その他の言葉
   用語法の説明
   物権法定主義についての補説

第二章 自己所有権からの私的財産権論
   基本的発想
   自己所有権と経済的平等
   自己所有権テーゼの説得力
   自己所有権の源泉
   自己の身体への権利から外物への権利へ
   自己所有権テーゼへの様々の批判
   自己所有権への制約
   自己所有権テーゼの内在的限界
   自己所有権テーゼは結局どのような財産権を正当化するのか?
   自己所有権テーゼによる財産権論の実践的重要性

第三章 その他の論拠からの私的財産権論
   功績
   一体化
   再配分的考慮
   効用と効率

第四章 「二重の基準」論の廃棄のために
   「二重の基準」論とは何か
   学説があげる二つの論拠
   基本的な批判
   消極規制・積極規制二分論の廃棄のためにも

第五章 著作者の権利-過保護の権利
   なぜ著作権を認めるのか?
   現行著作権法の批判

第六章 土地所有権
   伝統的重要性の衰退
   それにもかかわらぬ独自性

第七章 法人の財産権-個人還元説の観点から
   実在説と擬制説
   自己所有権テーゼとの関係
   財産権論へのその他のアプローチとの関係

第八章 税制-その現実的理想像
   相続税(と贈与税)
   所得税
   法人税
   固定資産税
   消費税

 参考文献
 事項索引/法律索引/判例索引