幻想する家族

近代家族はどこへいくのか

著者 桜井 陽子
桜井 厚
出版年月日 1987/09/10
ISBN 978-4-335-55032-4
Cコード 1036
判型・ページ数 4-6 上製 ・ 192ページ
定価 1,431円(本体1,301円+税)
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内容紹介
目次
〈近代家族〉は、いつから、どのようにして企業=産業社会に取り込まれてしまったのでしょう。企業により作られた「理想の家族像」の歴史を実証的に辿りつつ、現在、新たな形で企業に囲い込まれ始めている家族の実像に生の情報をもとに迫ります。
序章 家族の幻想・企業の現実
  1 家族と企業の不思議な関係
  2 性別役割分業と家族

I章 近代家族の誕生
  1 西欧社会における近代家族の登場
  2 日本社会の近代化と「家」の変容

II章 高度成長期の企業と家族
  1 地域社会から企業社会へ
  2 主婦の専業化と企業社会の浸透
  3 公私の分離と主婦像の分裂

III章 企業がつくる家族像
  1 現代日本の夫と妻
  2 経済的自立論の脆弱さ
  3 企業の家庭・地域管理

IV章 家族像のゆらぎとゆくえ
  1 家族の集団幻想と主婦の意味
  2 主婦の多様化
  3 企業社会における家族のゆくえ
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