糖尿病性腎症の安心レシピ103

糖尿病が腎臓にきたら…。糖尿病性腎症という合併症が激増しています。治療の基本は「食事」です。

著者 宇都宮 一典
蒲池 桂子
出版年月日 2006/10/31
ISBN 978-4-335-65123-6
Cコード 1047
判型・ページ数 A5 並製 ・ 128ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税)
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内容紹介
目次

 糖尿病を管理しきれずにいると、様々な合併症を起こします。神経障害(手先の壊疽)や網膜症(失明)に並んで、もっとも深刻なのが「糖尿病性腎症」です。この病気が、現代病ともいわれる糖尿病の増加とともに激増、患者数は70万人ともいわれています。

 治療法は、おもに「食事」。タンパク質、塩分、カリウムを控えながら、ある程度のエネルギーを摂取する食事療法が必要になります。しかし、その食事の内容が、糖尿病と糖尿病性腎症では180度変わることから、その変化にとまどう患者さんは多いようです。
 いったい、なにを、どれだけ食べればいいのか。

 この本はそのような「糖尿病性腎症」への疑問にすべてお答えします。「糖尿病性腎症」とはどのような病気なのか、食事療法では「なにを」「どのように」「どれだけ」食べればいいのか、103の料理レシピとともに分かりやすく解説します。

第1章 糖尿病性腎症とは
  1.糖尿病とは
  2.糖尿病の合併症
  3.糖尿病性腎症とは
  4.糖尿病性腎症の方の食事のポイント

第2章 無理なくタンパク質を減らすには
  具だくさんオムレツ
  ゴーヤチャンプルー
  さけと野菜の上新粉揚げあんかけ
  たらのクリームグラタン
  イカと玉ねぎのリングフライ
  ビーフシチュー   など

第3章 特殊食品を使ってさらにタンパク質を減らすには
  低タンパクご飯で ちらしずし
  でんぷん米で カレーピラフ
  でんぷん米で トマトのライスファルシ
  でんぷん米で 餅入り卵おじや
  低タンパクパンで オニオンスープ
  マクトンパウダーで ごま豆腐
  低タンパク小麦粉で にらとあさりのチヂミ
  低タンパクホットケーキのもとで ブルーベリーカップケーキ
  でんぷんパスタで グリーンアスパラのパスタ
  低タンパクそばで なめこの辛みそば
  でんぷんきしめんで きしめんのほうとう風
  低タンパクうどんで 小田巻き蒸し
  低タンパクうどんで 具だくさんサラダうどん

第4章 塩分を減らすには
  ミネストローネ
  混合削り節のだし
  昆布とかつお節のだし
  澤煮椀
  菊花の酢漬け
  小松菜と菊花のお浸し
  玉ねぎの酢漬け
  カリフラワーのカレーマリネ   など

第5章 カリウムを減らすには
  小松菜のからしあえ
  モロヘイヤの酢の物
  塩焼きそば
  もやしときくらげの焼き春巻き
  なすのはさみ揚げ
  ひじきの五目煮
  ハッシュドポテトキャロット   など

第6章 エネルギーを上げるには
  なすの素揚げ薬味ダレがけ
  野菜入りマカロニサラダ
  カリフラワーとブロッコリーのマヨネーズマスタードソース焼き
  揚げあじと野菜のマリネ
  中華風あんかけご飯
  ごぼうとれんこんのチップス   など

第7章 無理なくタンパク質を減らす献立
 <献立例1 朝食のタンパク質を抜くパターン>
   例1の朝食 タンパク質系おかずなしの
         コンチネンタルスタイルメニュー
   例1の昼食 手作りの天ぷらとともに味わうめん料理の昼食
   例1の夕食 かきのグラタンを中心に簡単なデザートまで揃えた献立

 <献立例2 3食のタンパク質のバランスをとるパターン(1)>
   例2の朝食 野菜たっぷりで、消化を助ける納豆もついた和風献立
   例2の昼食 パスタを中心に揚げ物もサラダもある高エネルギー昼食
   例2の夕食 肉感覚でいただく魚介中心の夕食メニュー

 <献立例3 3食のタンパク質のバランスをとるパターン(2)>
   例3の朝食 彩りの美しさが食欲をそそるパン食メニュー
   例3の昼食 肉と野菜がバランスよく摂れる和風洋食的メニュー
   例3の間食 食事の合間に甘いものを
   例3の夕食 すき焼き風の煮物がメインの純和風献立
 献立の立て方のコツ

第8章 困ったときや忙しいときの食事
  熱が出たとき/口内炎があるとき/胃が痛いとき/便秘のとき/

  外食で低タンパク食を実現する方法/宅配食のご紹介/
  市販品の食品成分表示の見方/低タンパクレトルト食品のご紹介/
  治療用特殊食品のご紹介

  Q&Aのページ
  Q1:牛乳や肉・魚などを制限しているので、カルシウムなどいろいろな
    栄養素の摂取量が足りないのではないかと心配です。
    そこで、サプリメントなど、市販の健康食品などを併用して摂取
    したいのですがよろしいでしょうか?
  Q2:タンパク質の指示量が減ってしまうと、食べるおかずがなくなって
    しまいます。どんなおかずを作ったらいいのか見当もつきません。
    どうしたらよいでしょうか?
  Q3:風邪を引いてしまい、食欲もありません。
    こんなときも低タンパク食を続けなくてはならないのでしょうか?
  Q4:旅行に行きたいのですが、
    その場合の食事はどうしたらよいでしょうか?
  Q5:低タンパク食を続けていると、体力がなくなってしまうのでは
    ないかと心配です。どんなことに注意したらいいですか?
  Q6:のりや海藻類をよく食べるのですが、栄養相談でやめるように
    言われました。どうしたらよいでしょうか?

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