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伊藤塾シリーズ

現代の代理法アメリカと日本

内容説明

●アメリカ代理法第3次リステイトメントから見た、最新の日米「代理」事情。

 アメリカの代理法が、社会基盤の重要な一部をなしているという事実から、日本の代理法と代理制度の特質を逆照射した注目の一冊。
 アメリカ代理法第3次リステイトメントを手がかりにアメリカの社会と法に切り込むとともに、日本における債権法改正の審議との関係、代理法と代理制度の特質に迫る。
 日本の代理制度のより円滑な利用を促進するための一助となる、民商法学者と英米法学者とのコラボレーションの成果。

目次

第1章 代理法の意義と第3次リステイトメント/樋口範雄
 I はじめに
 II 第3次リステイトメント
 III ヨーロッパ大陸法と英米法--代理法における相違
 IV 第3次リステイトメント第1章
第2章 日本の任意代理とアメリカのAgency/佐久間 毅
 I はじめに
 II 意義、対象となる関係、法の基本構造
 III 顕名に関する規律
 IV 代理人の権限に関する規律
 V 無権代理に関する規律
 VI おわりに
第3章 外観法理による代理権(表見的代理権)/溜箭将之
 I はじめに
 II 第3次リステイトメントにおける表見的代理
 III 固有の代理権の削除と企業責任
 IV 企業内の構造と表見的代理権
 V 表見的代理権と不法行為責任
 VI 第1次・第2次リステイトメントと第3次リステイトメントの比較からみえるもの
 VII 「古典的法思想」の時代
 VIII リステイトメントからリアリズムの時代へ
 IX ポストモダンの時代
 X おわりに--比較法的示唆の可能性
第4章 非顕名代理/神作裕之
 I 本章の対象
 II 非顕名代理の意義および契約の当事者
 III 非顕名代理の合理性
 IV 非顕名代理の法的効果
 V 訴えの提起・抗弁の対抗・相殺
 VI 結び
第5章 追認法理/石川優佳
 I 本章の目的
 II 第3次リステイトメントにおける追認
 III アメリカ代理法における「沈黙による追認」
 IV 日本法への示唆
第6章 主観的事情と認識帰属の法理/加毛 明
 I 検討対象と比較法研究の目的
 II 民法101条をめぐる議論の変遷
 III 第3次リステイトメントにおける認識帰属の法理
 IV 比較と検討
第7章 取締役等の訴訟防御費用と代理法/萬澤陽子
 I はじめに
 II 判例法の動き
 III New York Dock Co. 判決に対する対応策
 IV むすびに代えて
第8章 投資アドバイザーの責任と代理法/萬澤陽子
 I はじめに
 II 論文の内容
 III わが国における法規制
第9章 代理関係と不法行為/樋口範雄
 I はじめに
 II アメリカにおける従来の説明
 III 第3次リステイトメントにおける不法行為責任
 IV 結び
第10章 フランチャイズ契約と不法行為責任/小山田朋子
 I はじめに
 II 定義
 III アラン判決
 IV アラン判決およびフランチャイザーの代位責任への賛否論
 V 第3次リステイトメントと判例の動向
 VI おわりに
付録:アメリカ代理法第3次リステイトメント(原文+訳文)
【事項索引・判例索引】