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伊藤塾シリーズ

新版 自由社会の法哲学[オンデマンド版]

法哲学叢書 1

内容説明

「自由社会」とは何かを根底から問う

 外国人労働者問題、脳死と臓器移植、子どもの人権など現代社会において問われる自由のあり方は多様です。
 「寛容」「共生」「論争」という斬新な切り口で、社会における自由の意味に新たなパースペクティブを示して、他領域の読者にも反響を呼んだ哲学的冒険の書の改訂版です。
 本書では、「正義の核心は相互性の実現にある」という立場をより明確にしています。自由な相互性を体現する民主主義や市場経済は、頭で考えることだけでなく、実践と試行錯誤によって成り立つことを強調した、しなやかな思考が魅力の1冊です。
(新版1刷:1998年2月28日)

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目次

I 自由主義的人間論-試行錯誤的動物としての人間
  第一章 自由とルール
  第二章 動物と人間
     一 動物のモラルと人間のモラル
     二 動物の学習と人間の学習
  第三章 試行錯誤的に解釈する存在としての人間
     一 試行錯誤的解釈と複数の見方の許容
     二 多元的自我の観念
     三 多元的社会

II 法哲学的視点-人間・社会・法
  第四章 価値相対主義から多元主義へ
     一 価値相対主義について
     二 功利主義的人間観とその批判
  第五章 多元主義と「共生の作法」としての人間社会
     一 正義論の再興と価値についての多元主義
     二 共生の作法について
     三 自由社会と共生の作法
  第六章 厳格な法の概念から権威ある提案としての法の概念へ
     一 国家権力のコントロールとしての法の概念
     二 権威ある提案としての法の概念

III 自由交換論
  第七章 人間は交換する動物である
     一 はじめに
     二 ゲーム的交換と論争的交換
  第八章 自由交換の概念
     一 はじめに
     二 〈ゲームのルール〉の概念
     三 社会規範としての〈ゲームのルール〉と
        正義感覚としての〈ゲームのルール〉
  第九章 日本社会と論争の分析
     一 はじめに
     二 多様性と部分的合理性
     三 論争と社会的荒廃
 人名索引・事項索引