新版 法哲学概論[オンデマンド版] <全訂第2版補正版>

●隣接領域との交錯が増した、現代法哲学の全貌をとらえた基本書!

著者 碧海 純一
出版年月日 2014/12/30
ISBN 978-4-335-30467-5
Cコード 1332
判型・ページ数 A5 並製 ・ 404ページ
定価 7,150円(本体6,500円+税)
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内容紹介
目次

 現代法哲学は、実定法学のみならず、言語学、哲学、倫理学、政治学、社会学などの周辺領域との関連も深く、多彩な展開を示しています。
 大きく様変わりしたここ10年の法哲学をめぐる議論の流れを、現代の正義論を中心に手を加えた久々の改訂版です。「社会統合と言語」など新しい章も加えた、現代経験論の立場に立つ法哲学の重鎮による基本書の決定版です。
(全訂第2版補正版2刷:2003年4月15日)

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第一章 序論
    一 法哲学とは何か
    二 本書における著者の基本的視点
    三 哲学と科学
 第二章 法の概念
    一 法の概念についての従来の論争
    二 法の概念についての従来の論議の方法論的性質
    三 従来の論争における評価的要素
    四 「法」の定義
 第三章 社会統合と言語
    一 人間における社会統合の特色
    二 社会化と社会統制-統合過程の二側面
    三 言語と社会化
    四 文明社会における言語と社会統合
    五 法による社会統制と言語
 第四章 記号の意味と解釈
    一 記号体系としての言語とその社会的機能
    二 物神的言語観
    三 意味の問題-記号とその指示機能
    四 語の意味と「概念」
    五 文の意味と「命題」
    六 「明晰性」をめぐる諸問題
 第五章 法解釈学の性格と任務
    一 序説
    二 認識の客観性とは何か
    三 法解釈学における認識の客観性(一)-論理的・形式的側面
    四 法解釈学における認識の客観性(二)-経験的・実質的側面
    五 法解釈学における認識と実践
    六 概念法学と自由法論
    七 裁判の準立法的機能
    八 結論-社会統制のための応用科学としての法解釈学
 第六章 法の経験科学
    一 理論と実践
    二 マックス・ヴェーバーによる「没価値性」の主張
    三 自然科学と社会科学
    四 法社会学
 第七章 正義論の基礎―メタ倫理学の諸問題
    一 序説
    二 正義理論の二つの分野-規範的法価値論メタ法価値論
    三 メタ法価値論の諸類型
    四 自然主義
    五 直観主義
    六 自然主義ファラシーの問題
    七 価値情緒説(一)
    八 価値情緒説(二)-大陸における価値相対主義
    九 価値情緒説(三)-第二次大戦後の英米倫理学
    十 むすび
 第八章 正議論の歴史
    一 古代ギリシア・ローマの正義論
    二 中世自然法論
    三 近世自然法論
    四 カントとヘーゲル
 第九章 現代の正義論
    一 自然法の最小限の内容
    二 正義と功利主義
    三 今日の正義論-2000年まで
 【参考文献・基礎文献解題/人名・事項索引】
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