神さまってホントにいるの?

●信じるか信じないか、それがモンダイだ!

著者 石井 研士
出版年月日 2015/03/03
ISBN 978-4-335-16079-0
Cコード 1014
判型・ページ数 4-6 並製 ・ 208ページ
定価 1,760円(本体1,600円+税)
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内容紹介
目次

 無宗教が多いといわれる日本人ですが、3年前の東日本大震災では被災者のために熱心に祈りを捧げました。神社や仏閣をめぐるパワースポットブームもすっかり定着しています。
 日本人にとっての「神さま」とはどんな存在なのでしょうか? 神を信じる人と信じない人とはどこが違うのでしょうか?
 信じる・信じない、それぞれの理由はどこにあるのでしょうか?
 「信仰心とはなにか」という哲学的テーマをめぐり、日本と海外の文献資料や文学作品を参考にして考えていくうちに、文化や思想の背景となる「教養としての宗教」についての理解が深まります。

第1問 なぜ神さまは地震を起こすの?
 ヒント1 地震は天罰なのか?
       石原前都知事の天罰発言/天罰を受けるべきなのは誰だろう
 ヒント2 苦難の神義論
       予定説/二元論/業
 ヒント3 日本人の災害観
       天譴論/運命論/精神論
 第1問 まとめ

第2問 神さまってホントにいるの?
 ヒント1 ホーキングは神の存在を否定する
 ヒント2 アインシュタインによれば宗教と科学は調和する
 ヒント3 神がいたから地動説が生まれた
 ヒント4 月から地球を見た宇宙パイロットの転身
 ヒント5 神を否定する思想 (1)ニヒリズム
       ドストエフスキーの無神論/「神は死んだ」とニーチェは言った/
       神を失った現代社会は世界の深さを喪失する
 ヒント6 神を否定する思想 (2)唯物史観
       「宗教はアヘンである」とマルクスは言った/
       搾取を正当化するキリスト教のイデオロギー/
       日本共産党は宗教をどう考えているか
 ヒント7 神を否定する思想 (3)精神分析
 第2問 まとめ

第3問 宗教団体はアブナイの?
 ヒント1 みんな宗教団体が大キライ!
 ヒント2 神社やお寺は宗教団体ではない?
       非宗教的な集団と宗教集団の違いって?/独自的宗教集団の種類/
       宗教集団はなぜできる?
 ヒント3 宗教は平和に貢献する? それとも戦争のもと?
       オウム真理教事件/宗教団体の社会貢献活動/
       低い宗教団体の活動の認知と評価/宗教団体とのつきあい方を考える
 第3問 まとめ

第4問 信仰心はどこから来るの?
 ヒント1 信仰を持つきっかけはなんだろう
 ヒント2 入信しないと悟りは得られないのか
       明治の文豪も悟りを求めた/新宗教の入信理由は貧・病・争?
 ヒント3 信仰者に課される義務と戒律とは?
 第4問 まとめ

第5問 日本人は宗教好きなの?
 ヒント1 日本では宗教は娯楽なのか?
       海外の信仰者はどうなんだろう/日本人の信仰はいいかげん?
 ヒント2 生活の中の宗教
       日本人は宗教的?/日本人の宗教行動/日本人の宗教は変わらない?
       儀礼の変容
 ヒント3 死後の魂はどこへ行くのか?
       祖先崇拝はどうなるのか?/魂のゆくえ
 ヒント4 現代日本人の宗教性とは?
       日本人から宗教性は失われたのか/銀座の神々/スピリチュアルって?
       正月はテレビの中からやってくる
 第5問 まとめ
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