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伊藤塾シリーズ

新刊

変容するテロリズムと法各国における〈自由と安全〉法制の動向

内容説明

主要各国における最新のテロ対策法制とその動向を詳解

9.11から15年以上が過ぎた現在、テロとその対策をめぐる状況は著しく変容しています。従来のような国際テロ組織による組織的かつ大規模なテロにとどまらず、近年では「ホームグローン・テロリスト」によるものや「ローンウルフ(一匹狼)型」といった新しいタイプのものが増えています。また、多くの人が集まり、かつ警備が比較的緩やかな「ソフト・ターゲット」を狙ったテロ事件も頻発するようになったほか、社会のIT化に伴い、攻防の舞台のひとつとしてサイバースペースの重要性が増しています。
本書は、こうした新しいタイプのテロに対峙する主要各国の、最新のテロ対策法制や司法判断を詳細に紹介。変容し続けるテロリズムに対する各国の対応と葛藤のなかからテロ対策の現代的課題をあぶり出し、しばしばトレードオフとされる「自由」と「安全」をどのようにバランスさせていくかの手がかりを追究します。
市民生活の自由と安全にかかわるすべての人々に必読の書。

目次

第1章 アメリカ
[総論]アメリカにおけるテロ対策法制とその変容〔横大道聡〕
[各論Ⅰ]沈黙する同意〔大林啓吾〕
[各論Ⅱ]航空安全確保のためのテロ対策〔吉川智志〕
[各論Ⅲ]サイバー空間におけるテロ対策〔湯淺墾道〕
[各論Ⅳ]対内直接投資規制と半導体産業〔渡井理佳子〕

第2章 フランス
[総論]フランスにおけるテロ対策法制とその変容〔新井誠〕
[各論Ⅰ]テロ行為を理由とする国籍剥奪〔堀口悟郎〕
[各論Ⅱ]インターネットによる「過激化」対策〔岡部正勝〕

第3章 ドイツ
[総論]ドイツにおけるテロ対策法制とその変容〔渡辺富久子〕
[各論Ⅰ]安全確保権限の相互協力的行使と情報共有の憲法的課題〔上代庸平〕
[各論Ⅱ]テロ防止のための情報収集・利用に対する司法的統制とその限界〔石塚壮太郎〕

第4章 カナダ
[総論]カナダにおけるテロ対策法制とその変容〔手塚崇聡〕
[各論Ⅰ]危険人物認証制度(Security Certificate)の「司法的」統制〔山本健人〕
[各論Ⅱ]テロ関連表現物の規制〔小谷順子〕

第5章 イギリス
[総論]イギリスにおけるテロ対策法制とその変容〔岩切大地〕
[各論Ⅰ]テロ対策権限における新たな統制方法?〔岩切大地〕
[各論Ⅱ]テロを奨励する表現等の規制〔小谷順子〕

第6章 イタリア
[総論]イタリアにおけるテロ対策法制とその変容〔芦田淳〕
[各論]通信等の傍受〔芦田淳〕

第7章 オーストラリア
[総論]オーストラリアにおけるテロ対策法制とその変容〔岡田順太〕
[各論]海上密航者収容措置の変容〔岡田順太〕

第8章 日本
[総論]日本におけるテロ対策法制とその変容〔大沢秀介〕
[各論Ⅰ]わが国のテロ対策の現状と今後の展開〔辻貴則〕
[各論Ⅱ]ムスリムに対する監視・情報収集〔小林祐紀〕

第9章 国際・EU
テロリズムと国際法〔熊谷卓〕
EUにおけるテロ対策法制〔東史彦〕
【事項・人名等索引/判例索引】