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想像力欠如社会

想像力欠如社会

水島 宏明 編著・ 水島ゼミ取材班

ジャンル 人文・社会 > 人文一般
人文・社会 > 社会学 > 現代社会論・日本社会論
人文・社会 > 社会一般
判型・ページ数 4-6 並製 228ページ
定価 本体1,500円+税
発行日 2018年03月刊
ISBN 978-4-335-95039-1
Cコード 0095
在庫 在庫あり
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内容説明

世の中はしんどい。でも、生きる。


いつからか、人とすれ違うときに道を譲らなくなった。
いつからか、人の弱さを無意識にたたくようになった。
いつからか、人に悩みごとをたやすく言えなくなった。
いつからか、日常が息苦しいと思うようになっていた。

日々を暮らす人と向き合った、大学生が描く人生物語。

目次

第1章 道を誤ってしまった君へ~元非行少年の願い~
 少年院や鑑別所を出た後の少年の社会復帰を支える「チョイ悪」風の男性。
 社会で懸命に生き抜こうとする元非行少年と、男性は、
 ともに悩み、ともに乗り越えようとしていく。

第2章 特別なんかじゃないんだよ~全盲ママの子育て~
 6歳の女の子のお母さんは、まったく目が見えない。
 「子育てができない」という非難や、「普通より子育てが素晴らしい」という過剰な賞賛を受ける。
 その中で出会った信頼できる人たちと、一緒に子育てをする日常を描く。

第3章 路上生活の“おっちゃん”たちからの贈り物
 新宿駅周辺で生活するホームレスたちは、思いがけないプレゼントをくれる。
 著者は、「もらっていいのか」、「断った方がいいのか」と悩みながら、
 ボランティア活動を通じて人間関係を考えていく。

第4章 ありのままで生きていく~脱毛症への偏見と闘って~
 バスガイドとして働いていた20歳の時に、全身型円形脱毛症になった女性。
 職場でのいじめは、仕事への自信だけでなく、輝くような笑顔も奪った。
 その後、患者会で出会った男性と結婚し、今は会長として社会を変えようとしている。

第5章 弱みを強みに変える人生
 宗教の持つ伝統や慣習という壁が、セクシュアル・マイノリテイを排除している現実。
 新たな墓のあり方を提案する、寺の住職の娘であるレズビアンと、
 あらゆるセクシュアリティの人が参加できる場を作り出す、ゲイの牧師の挑戦。

第6章 ある いじめの記憶のあとさき
 中学1年生の時にいじめを受けた著者が、当時を知る友人や先生、
 そして、著者をいじめた張本人に会いに行く。
 過去を丁寧にひも解き、加害者との「対決」を鮮明に描く、渾身のセルフ・ノンフィクション。

第7章 河川敷のいのちたち
 社会や時代に翻弄された末、東京都と神奈川県の県境を流れる
 多摩川にたどり着いたホームレスの男性は、人間に捨てられた犬や猫と生活している。
 行政の立ち退き要求や小屋への襲撃もある中での、明日が見えない日々。

第8章 妻として、犯罪被害者として~今日もあなたと生きていく~
 普通の主婦だった女性は、地下鉄サリン事件で夫を亡くし、被害者の会の代表となった。
 事件前の楽しい思い出と、事件後の苦しい思い出の、両方が混ざり合う街を、
 事件当時を知らない著者が、女性と歩きながら、彼女の等身大の姿を映し出す。

第9章 3・12~忘れられた震災~
 東日本大震災発生から約13時間後に起きた、長野県北部地震。
 最も被害を受けた長野県最北端の栄村で暮らすじいちゃんは、よくしゃべり、よく笑う。
 その明るさの裏にある、思い出したくない、忘れられない、真実を伝える。

第10章 ふるさと~6年目の決断~
 東日本大震災をきっかけに、東京都内に避難した高齢の夫婦は、
 震災から5年半が経つ頃、故郷である福島県南相馬市に帰ることを決める。
 単に地元が懐かしいからではない、故郷の意味を考えさせられる、夫婦の生きる道。