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現代の信託法アメリカと日本

現代の信託法

樋口 範雄 編著・ 神作 裕之 編著・ 石川 優佳 著・ 小山田 朋子 著・ 加毛 明 著・ 佐久間 毅 著・ 田中 和明 著・ 溜箭 将之 著・ 松元 暢子 著・ 萬澤 陽子

ジャンル 法律 > 信託法
法律 > 比較法・外国法 > 比較法一般
法律 > 比較法・外国法 > アメリカ法
判型・ページ数 A5 上製 384ページ
定価 本体4,900円+税
発行日 2018年10月刊
ISBN 978-4-335-35760-2
Cコード 3032
在庫 在庫あり
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内容説明

アメリカ信託法第3次リステイトメントを読み解き、日本の信託法を照射する!


 アメリカ信託法第3次リステイトメントは、現代のアメリカ「信託」事情を知り、かつ今後の信託法を考える素材にあふれた基本資料です。その基本資料を、英米法・民法・商法の研究者および信託実務家が、3年にわたって読み込み、その成果をまとめた研究書。未だ十分に信託法や信託制度を活用できていないわが国の現状に一石を投じます。

目次

第1章 委託者による信託支配―英米比較/溜箭将之
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 信託の終了・変更
 Ⅲ 浪費者信託
 Ⅳ 英米の対照性の広がり
 Ⅴ 撤回可能信託
 Ⅵ 資産防衛信託
 Ⅶ 信託法のダイナミズム

第2章 受益権の譲渡性・差押可能性の制限―浪費者信託との比較において/加毛明
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 信託法第3次リステイトメントにおける浪費者信託
 Ⅲ 日本法における受益権の処分可能性の制限
 Ⅳ 比較と検討

第3章 撤回可能信託における撤回権の行使権者/石川優佳
 Ⅰ はじめに―問題の所在
 Ⅱ 「撤回可能信託の撤回権の行使権者」に関するアメリカの状況
 Ⅲ おわりに―日本法への示唆

第4章 アメリカ信託法第3次リステイトメントにおける受託者の公平義務
    ―元本と収益の区別に関する公平義務を中心に/佐久間毅
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 受託者の公平義務―総論
 Ⅲ 元本と収益の区別と公平義務
 Ⅳ 元本と収益の計算(accounting)と公平義務
 Ⅴ おわりに

第5章 投資に関する義務(プルーデント・インベスター・ルール)の内容と範囲
    ―強行法規性の意味と範囲/小山田朋子
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 自己執行義務の廃棄とプルーデント・インベスター・ルール
 Ⅲ 分散投資義務の強行法規的性格―ラングバインの1996年の予測とその後の判例
 Ⅳ 分散投資義務の強行法規的性格―ラングバインによるその正当化根拠
 Ⅴ 分散投資義務の強行法規的性格―クーパーによる批判とラングバインの再反論
 Ⅵ ラングバインへのもうひとつの反論―「後知恵的責任追及」について
 Ⅶ 残された疑問点
 Ⅷ 分散投資義務の強行法規的性格―リステイトメントの立場
 Ⅸ 分散投資義務の強行法規的性格―近年の判例からみえる線引き
 Ⅹ おわりに

第6章 合理的な投資家の準則とスチュワードシップ活動/神作裕之
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 合理的な投資家の準則―概要と理論的背景
 Ⅲ 合理的な投資家の準則の下でのスチュワードシップ活動
 Ⅳ 実務の変化
 Ⅴ おわりに

第7章 エクイティ上の損害賠償―ERISA法における判例変更が示唆するもの/樋口範雄
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ ERISA法上の救済―これまでの先例とその変更
 Ⅲ 信託法上の救済―エクイティ上金銭的な回復を命ずる命令

第8章 アメリカの投資会社法上の「重大な信託濫用」と「信認義務違反」
    ―投資会社における利益相反行為に関する責任/萬澤陽子
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 投資会社法とミューチュアル・ファンド
 Ⅲ 1970年改正前の具体的事例
 Ⅳ 1970年改正後の事例
 Ⅴ 結びに代えて

第9章 公益組織に対して使途を指定して行われた寄付の法的性質と使途の変更/松元暢子
 Ⅰ 検討課題
 Ⅱ アメリカ法
 Ⅲ 日本法
 Ⅳ まとめ

第10章 アメリカ統一信託法典とわが国の信託法との比較/田中和明
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ UTCとわが国の信託法との比較
 Ⅲ UTCにおける忠実義務と信託法における忠実義務との比較
 Ⅳ UTCにおける撤回可能信託と信託法における遺言代用信託との比較
 Ⅴ UTCと信託法におけるデフォルト・ルール
 Ⅵ 信託に対する裁判所の関与
 Ⅶ わが国における信託に対するデフォルト・ルールと裁判所の関与の必要性

【アメリカ信託法第3次リステイトメント原文・訳文/事項索引/判例索引】