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書棚と平台−出版流通というメディア
柴野 京子=著
A5判 上製 240ページ
定価:2940円(税込)
2009年 8月刊
ISBN978-4-335-55128-4 C1036
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解説 | | |
アマゾンは購書空間をどのように変えたか? 出版危機言説を疑い、変容する「本の世界」の現在を、流通の視点から解明する。
メディアとしての出版流通が、読者に拓く可能性とはなにか? 日本の出版産業は、流通に最大の特徴がある。人が本と出会い、選び、買って読むということが、どのような場面で、どのような動機や文脈をもって行われ、誰によって形成されてきたのかを、出版産業・流通史をもとに検証する。
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主要目次 | | | 序章 (1)出版危機言説をめぐって はじめに 出版業界と危機 出版物再販制度の論議 (2)先行研究の論点 書物コミュニティと流通システム 出版流通をとらえる三つの視点 (3)研究の目的・方法および構成
第一章 メインストリームの系譜 (1)近代メディアの産声 新聞・雑誌と取次 地方拠点としての教科書販売 (2)出版メインストリームの形成 たたかう同業組合 目ざましい発送戦 (3)「世界最高のシステム」建設へ 出版新体制と日配 合理化の検証 「適正円滑なる配給」の失敗 戦後二大取次の文脈
第二章 赤本の近代 (1)近代赤本の登場 赤本とは 江戸地本と近代赤本 近代赤本のスタイル (2)赤本の周縁化と特価本市場 関東大震災と赤本 第二の円本ブーム (3)流通の体制化と赤本 戦時下の赤本 貸本屋と赤本マンガ
第三章 購書空間の変容 (1)棚の購書空間 坐売りから開架陳列へ ジャンルの成立 個人空間の中の書棚 (2)開かれる購書空間 平台と露店の空間 説明売(タクバイ)と広告 イベント・メディア化する書店 そしてふたたび書棚へ
第四章 近代テクノロジーとしての取次 (1)卸という近代性 都市を走る少年社員 メディアとしての市、仮想市としての取次 (2)雑誌流通のミッション (3)さまよう「書籍」と近代の相克
第五章 出版流通の力学 (1)「本屋」と「書店」の意味変容 新本と古本 書店名簿から消えたもの (2)「書店」と出版流通のダイナミズム リプリントが現われる場所 重層する購書
終章 (1)出版流通の今日的局面 「理想の書店」アマゾン マニアの本棚 読者ニーズの陥穽 (2)結びに代えて 出版流通の見えない公共性
あとがき 文献一覧
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