グローバル化のなかで考える憲法

グローバル化時代の憲法/憲法学のあり方を包括的に考察・展望する

著者 横大道 聡 編著
新井 誠 編著
菅原 真 編著
堀口 悟郎 編著
出版年月日 2021/12/22
ISBN 978-4-335-35887-6
Cコード 3032
判型・ページ数 A5 並製 ・ 416ページ
定価 4,510円(本体4,100円+税)
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内容紹介
目次

 ヒト・モノ・カネ・サービス・情報が国境を越えるグローバル化が喧伝されて久しい今日、伝統的に国家を前提にしてきた憲法学は、その基本概念、運用等の変容を迫られています。そこで本書は、グローバル化が憲法学にどう影響しているかを読者とともに考えるべく、憲法学の主要テーマについて、「これまで」の教科書的議論を踏まえてその「グローバル化による変容」を考察し、「これから」を展望。〈グローバル化と憲法〉という一大テーマを切り拓いた山元一教授への学恩のもとに集まった多様かつ一線の執筆陣が、これをさらに発展させ次世代へとつなぐ、これからの憲法(学)を考えるための必読テクストです。
第I部 総論
I-1 グローバル立憲主義?〔横大道聡〕
I-2 グローバル化と民主主義〔新井 誠〕
I-3 コスモポリタニズム〔菅原 真〕
I-4 グローバル化と多文化主義〔河北洋介〕
I-5 グローバル化時代の主権〔南野 森〕
I-6 岐路に立つ環境法〔イザベル・ジロドゥ(田中美里訳)〕
I-7 反グローバリズムの病理と生理〔岡田順太〕
I-8 日本憲法学におけるグローバリズム〔シモン・サルブラン〕

第II部 人権保障
II-1 国際的な人権保障システム〔江島晶子〕
II-2 トランスナショナル人権法源論〔橋爪英輔〕
II-3 家族内の平等と家族間の平等〔西山千絵〕
II-4 宗教の多様化と信教の自由〔中島 宏〕
II-5 グローバル化と表現の自由〔曽我部真裕〕
II-6 グローバル化市場における人権保護〔大野悠介〕
II-7 刑事手続・弁護権とグローバル化〔金塚彩乃〕
II-8 グローバル目線で考える「健康権」〔河嶋春菜〕

第III部 統治
III-1 選挙権と国籍・受刑者〔只野雅人〕
III-2 グローバル化時代における国内議会の役割と可能性〔徳永貴志〕
III-3 NGOと政策形成〔小川有希子〕
III-4 違憲審査制とグローバル化〔池田晴奈〕
III-5 違憲審査の手法(違憲審査基準・比例原則)〔小島慎司〕
III-6 国境を越える地方公共団体〔堀口悟郎〕
III-7 緊急事態と非常事態〔奥村公輔〕
【事項索引/判例索引】
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